2020年シーズンコロナ禍で日本人初の最多勝を獲得したダルビッシュ有選手、度々ダルビッシュ選手の変化球がエグいと話題となります。そこで今回はダルビッシュ選手の進化し続ける球種に注目してみたいと思います。
1ダルビッシュ選手の投球
ダルビッシュ選手のストレートや変化球に着目し、ダルビッシュ選手の強さの秘密に迫りましょう!!
1−1ストレートの速さ
ダルビッシュ選手は球速ももちろん超一流。高校卒業して間もない頃は変化球よりもその球速に注目されたこともありました。やはり、変化球を活かすためには何よりも土台となるストレートが大事になってくるのだと思います。
MLBの平均は約150(km/h)です。日本選手の上位5名を見ていきましょう。
ストレート平均球速ランキング
順位 | 名前 | 平均球速(km/h) | 投球割合(%) |
1 | 大谷翔平 | 155.6 | 46.3 |
2 | ダルビッシュ 有 | 151.4 | 26.8 |
3 | 菊池 雄星 | 148.9 | 48.9 |
4 | 前田 健太 | 148.2 | 33.7 |
5 | 田中 将大 | 147.3 | 27.5 |
ダルビッシュ選手はメジャーで活躍する選手の中でも二番目に球速が速いことがわかりました。しかし、注目すべきは投球割合です。ストレートがMLBの平均よりも速いにも関わらず多用していないことがわかります。ストレートに強いと言われるMLBの選手に対して、変化球で攻めたほうが有効ということなのかもしれません。前田選手、田中選手もストレートは多用していないようですね。
1−2変化球の種類
メジャーリーグで登板した投手の平均は4つの球種を投げるといいます。また、92%の投手はキャリアを通じ、3〜6種類の球種を投げるそうです。7種類となると約4%まで減少します。8球種はなんと全体の0.3%だそうです。
ダルビッシュ選手はなんとなんと10種類の球種を投げ分けます。メジャーリーグの中でもダルビッシュ選手だけでこれまでもここまで多くの球種を投げた投手はなかなかいないそうです。
2フォーシーム 27.9% 94.0マイル(151キロ)
3スライダー 14.1% 82.5マイル(133キロ)
4ツーシーム 12.4% 93.5マイル(150キロ)
5カーブ 4.8% 76.2マイル(123キロ)
6スプリット 3.7%(143キロ)
7カットボール=ハードバージョン 3.0% 91.2マイル(147キロ)
8チェンジアップ 0.6% 84.1マイル(135キロ)
9ナックルカーブ 0.5% 81.3マイル(131キロ)
10スローカーブ 0.1% 63.7マイル(103キロ)
2新球種スプリーム
シカゴ・カブスのダルビッシュ選手がTwitter(@faridyu)で新球種の“スプリーム”を披露しました。ファンの間で「エグすぎます」「魔球だ…」などと反響を呼んでいるそうです。
2−1スプリームとは
新球種の“スプリーム”とは、ツーシームとスプリットの間の球で、ダルビッシュ選手が考案体得しました。まだ球種の命名が正式にされておらず、“スプリーム”というのは仮の名称だそうです。
2−2ダルビッシュ選手のスプリーム
ダルビッシュ選手の背後から撮影されている動画を確認すると、ストレートのような軌道で、打者の手元辺りで、急に視界から消えるように沈むような球筋となっているようです。
これがスプリームです🤗
150km/hはでます😃
ただまだバッターがどう反応するかはわかりません。 pic.twitter.com/tUOcZAKXiI— ダルビッシュ有(Yu Darvish) (@faridyu) June 20, 2020
3まとめ
今回ダルビッシュ選手の変化球に着目したことで、ダルビッシュ選手の強さの秘密が、ストレートよりも変化球を含めた球種の多さにあったことがわかりますね。しかも、これは最初から投げれたわけではなく、日本、メジャーと渡り歩き、相手にどうしたら打たれないかを研究し、日々努力を積み重ねた結果のようです。さらに新しい球種が今後増えても不思議ではありませんね。
超一流選手の探究心と努力には脱帽です。今後も多くの変化球を駆使し勝ち星を重ねてほしいと思います。
応援していきましょう。