女性問題で処分されインテグリティ教育を学ぶ瀬戸大也選手。今、瀬戸大也選手が学ぶべきことは何なのでしょうか。今回は女性問題で水泳連盟から処分を受けた内容に注目です。今回の日本水泳連盟の事情聴取を受けて瀬戸大也選手は以下の処分で決定したそうです。なかなか厳しい気がしますが、なんとかオリンピック代表は維持されるそうです。水中では溺れないのに恋に溺れた瀬戸大也選手の今回の処分は以下のとおりです。
引用:daiya_seto
瀬戸大也選手の処分◎年内の活動停止(日本水連公式大会への出場、強化合宿、海外遠征への参加)
◎スポーツ振興基金助成金の2020年下半期の推薦停止
◎今後の日本水連教育プログラム及び、JOCインテグリティ教育プログラム(基礎研修プログラム等)、他の受講
年内の活動停止が目立ってしまいますが、今回は「今後の日本水連教育プログラム及び、JOCインテグリティ教育プログラム(基礎研修プログラム等)、他の受講」という処分に注目してみましょう。
1インテグリティとは
引用:daiya_seto
インテグリティ誠実さ、真摯さ、高潔さ
2「教育プログラム」とは
引用:daiya_seto
教育目的を達成するために体系的に編成された授業科目群(カリキュラム)、ならびに、その実施のための教育方法、学修成果の評価方法、教職員配置、教育環境など、計画的に設計された教育プロセス・環境の総称。
引用:weblio
本来「教育の場」で用いられる言葉であると思います。今回も教育という部分では同じかと思いますが、瀬戸大也選手の教育プログラムは「反省の場」という意味合いが大きいのかなと感じます。話題のスポーツマンシップというものをもう一度確認するのではないでしょうか。
2−1日本水連教育プログラム
日本水連の教育プログラムについて調べてみましたが、具体的な内容はありませんでした。
さらに調べると日本水連の「水泳ニッポン・中期計画2017−2024」の中のⅣ活動と目標(アクションプラン)の【7】普及という項目内に「②OB・OG会の事業化(人材登録、人材派遣、教育プログラム)」というものがありました。
しかし、これは一般の方に向けた水泳普及に関する事業の一部のことだと思います。
今回の瀬戸大也選手が受講する「教育プログラム」とは質が違うことが分かります。
今回は日本水連としても何か瀬戸大也選手に対して「反省」の意味も込めて道徳的な指導が入るものと考えられます。
2−2JOCインテグリティ教育プログラム
オリンピック強化指定選手としての資質、インテグリティ(誠実さ、真摯さ、高潔さ)を高め、自らの価値、オリンピックの価値を守る知識と手段、正しい倫理観や道徳心を有するアスリートを育成し、アスリート自らがあるべき姿に気付き、なりたい姿を描き、必要なスキルを求め習得し、自ら行動変容を起こすことを目的に実施します。
引用:日本オリンピック委員会
内容
◎実際に行われたJOCインテグリティ教育プログラム
★山下泰裕JOC選手強化本部長からメッセージ
:『人間力なくして競技力向上なし』とビデオメッセージ
★井上康生監督が語る「覚悟と責任」
:覚悟と責任」をテーマに日本代表の意味、日本代表としての自覚と誇りについて説明
★「アンチ・ドーピング」と「リスクマネジメントケーススタディ」
:これまで実際に起きたスポーツ選手の不祥事と制裁を例に挙げ、選手を取り巻くリスクについて解説
以上の内容で基礎研修が行われた様です。もし同じような内容で教育プログラムが実施されれば今の瀬戸大也選手にとっては心に響くものになるでしょう。効果はありそうな内容ですね。
3スポーツマンシップとは
引用:daiya_seto
3−1処分に対する疑問
日本水連から不倫について処分された瀬戸大也選手ですが、一方では私的な問題に日本水連が処分を下すのはおかしい、処分が重すぎるなどの声が挙がっているようです。
《不倫は当事者間の問題で水泳は関係ないでしょ。スポンサーはイメージとかあるかもしれんけど協会が活動停止はやりすぎ。水泳で頑張って汚名返上すればええやん》
《不倫なんて社会問題ではなく、当事者の問題でしょう。水連が処分を下すのはおかしい》
《家庭内で解決したらええ話ちゃうの? 聖人君子しかスポーツしたらあかんの?》
《スポーツマンシップ違反とは驚いた。「スポーツマンシップに則り、不倫をしないことを誓います!」ってことね。え?》引用:ライブドアニュース
不倫をしたからといってなんで日本水泳連盟から処分を受けないといけないの?
水泳と関係なくね?
私なら日本水泳連盟を訴えますよ。https://t.co/lv0lUUoOWW— やまぐちまぽ (@6915Z7LfdBm5NML) October 15, 2020
瀬戸大也さんの処分、厳し過ぎると思うんだが。
— マッコリちゃん🥛 (@makkorri_chan) October 14, 2020
不倫はスポーツマンシップに違反する、と。
今の五輪はどうだろ?→
瀬戸大也選手、年内活動停止に 東京五輪出場権は維持 | 2020/10/14 - 共同通信 https://t.co/GBVgaPFcIs— ダースレイダー (@DARTHREIDER) October 14, 2020
3−2スポーツマンシップとは
引用:daiya_seto
スポーツマンシップ(英: sportsmanship)は、スポーツを起点とした相手に対する思いやり、ないしは一個人として正しい行い全ての総称である。
スポーツのルールを遵守してゲーム(競技)を行っていくうえでの根本的な姿勢をいうものである。
スポーツマンシップとは、スポーツをすること自体を楽しみとし、公正なプレーを尊重し、相手の選手に対する尊敬や賞賛、同じスポーツを競技する仲間としての意識をもって行われる活動であるという姿勢となって表される。また様式化された礼節の発揮も、マナーという面から重視される傾向があり、選手同士が試合の前や後に挨拶を交わすのも、このスポーツマンシップの延長で見られる風習である。
引用:ウィキペディア
基本的にはスポーツを行うときのルールの厳守やマナー、相手を思いやる気持ちというものが当てはまるのかなと思います。不倫はどうなの?となると最後の一文の「スポーツマンシップの延長で見られる風習」という部分にかかってくるのでしょうか。それにしても曖昧で、個人個人の考え方になってくるのが現状ですね。
小学校の頃からスポーツ大会の選手宣誓とかで『スポーツマンシップにのっとり…』って言わされたけど。
スポーツマンシップ習った事ねーよ。— ゆう (@gi8gTGkKmdXEPdy) October 14, 2020
確かに(笑)小学校入学と同時に学校でスポーツマンシップについて習ったことはありません。スポーツや共同生活をとおして自分で感じていくものなのでしょうね。
4まとめ
今回の処分についても「厳しい」「おかしい」という意見もあれば「甘い」「不倫しておいてオリンピックには出るの?」などさらに厳しい意見もあります。
曖昧なスポーツマンシップについてどこで落とし所をつけるかということで日本水連もJOCも今回の処分でまとまったという見解で良いと思います。
今回の処分を受けることで瀬戸大也選手はある程度「白」の状態でオリンピックに出場させて活躍してもらいたいという双方の思いがあるのではないでしょうか。
この処分を真摯に受け止めて、年始から精力的に活動し、ぜひオリンピックで活躍、メダル獲得をして信用も回復させてほしいですね。また国民のヒーローとなることを心から応援しています。
がんばれ瀬戸大也選手。