引用:daiya_seto
今回は女性問題で水泳連盟から処分を受けた瀬戸大也選手に注目です。今回の日本水泳連盟の事情聴取を受けて瀬戸大也選手は以下の処分で決定したそうです。なかなか厳しい気がしますが、なんとかオリンピック代表は維持されるそうです。今回の処分は以下のとおりです。不倫の代償で今ごろ後悔していることでしょう。
瀬戸大也選手の処分◎年内の活動停止(日本水連公式大会への出場、強化合宿、海外遠征への参加)
◎スポーツ振興基金助成金の2020年下半期の推薦停止
◎今後の日本水連教育プログラム及び、JOCインテグリティ教育プログラム(基礎研修プログラム等)、他の受講
年内の活動停止が目立ってしまいますが、今回は「スポーツ振興基金助成金の2020年下半期の推薦停止」という処分に注目してみましょう。
1スポーツ振興助成とは
たまに聴いたことあるスポーツ振興助成…いや、無いか。。(笑)
「スポーツ振興くじ」その名も「スポーツくじ(toto・BIG)」なら聴いたことあるかもしれませんね。
簡単にスポーツ振興助成について紹介です。
日本スポーツ振興センターでは、国のスポーツ振興基本計画に基づくスポーツ振興政策の一環として、我が国のスポーツの国際競技力向上、地域におけるスポーツ環境の整備充実など、スポーツの普及・振興を図るため、スポーツ振興事業助成を行っております。
日本スポーツ振興センターが行う助成です。
・スポーツ振興基金助成
・競技強化支援事業助成
・上記の金額を上半期【170万】、下半期【170万】でもらう。
・上半期(4〜9月)下半期(10月〜3月)
・申請時期は上半期(前年の10月)下半期(当年の4月)
・半期ごとに申請が必要
瀬戸大也選手は何もなければアスリート助成金を年間340万受け取れるはずでしたが、今回下半期の受給の推薦を取り消したということになるので、半年分の受給ができなくなります。
つまり、170万円分の助成金を受けられなくなるということになります。
引用:daiya_seto
1−1スポーツ振興基金助成
国際的な競技水準の向上及びスポーツの裾野の拡大のため、政府は平成2年度補正予算から250億円を出資し、さらに民間からの寄附金約44億円を合わせて合計約294億円を原資に、その運用益等により助成金の交付を行っている。
具体的には「スポーツ団体選手強化活動助成」「スポーツ団体大会開催助成」「選手・指導者研さん活動助成」「国際的に卓越したスポーツ活動助成」「アスリート助成」があります。
1−2スポーツ振興くじ助成
世界の第一線で活躍する選手を育成したり、子どもからお年寄りまで、誰もが、いつでも、身近にスポーツを楽しめる環境を整備するなど、新たなスポーツ振興施策を実施するための新たな財源を確保するため、平成12年からスポーツくじ(toto・BIG)を実施し、スポーツくじの販売により得られる資金をもとに助成金の交付を行っている。
具体的には「大規模スポーツ施設整備助成」「地域スポーツ施設整備助成」「総合型地域スポーツクラブ活動助成」「地域公共団体スポーツ活動助成」「将来を有する競技者の発掘及び育成活動助成」「スポーツ団体スポーツ活動助成」があります。
1−3競技強化支援事業助成
国際競技力の向上を期し、スポーツ振興基本計画に掲げる政策目標の一つである「早期にメダル獲得率の倍増(3.5%)」の実現を図るには、重点的な強化対策を講じる必要があるため、平成15年度から、国の交付金を受け、これを財源として競技強化支援事業助成金の交付を行っています。
具体的には「スポーツ団体重点競技強化活動助成」「スポーツ団体トップリーグ運営助成」があります。
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2瀬戸大也が受給のスポーツ振興基金助成金
引用:daiya_seto
2−1アスリート助成
引用:daiya_seto
瀬戸大也が受給しているのはアスリート助成だと思われます。
優秀な選手に対して助成を行うことにより、優秀な選手を称えるとともに、競技活動に専念した選手生活の継続を奨励し、競技水準の向上を図ることを目的とします。
2−2瀬戸大也は助成対象者?
引用:daiya_seto
助成対象者助成の対象となるものは、次に掲げるいずれにも該当し、公益財団法人日本オリンピック委員会もしくは日本パラリンピック委員会において、関係競技団体と協議の上、推薦のあった選手となります。
(1)公益財団法人日本オリンピック委員会強化指定選手、もしくは日本パラリンピック委員会強化指定選手
(2)公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構の検査対象者登録リストに掲げられた選手
(3)次回又は次々回のオリンピック競技大会もしくは次回のパラリンピック競技大会において活躍が期待され、助成対象期間を通じて選手生活を継続することが見込まれる選手
瀬戸大也選手のように日本の競泳界をリードするトップアスリートは、オリンピックに出場内定までしている選手は確実に受給の対象となります。
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3推薦停止するとどうなる?
引用:daiya_seto
助成金の返還第17条
理事長は、前条第1項の規定により助成金の交付の決定を取り消した場合において、助成活動等の当該取消しに係る部分に関し、既に助成金が交付されているときは、助成決定者に対し 期限を定めてその返還を命ずるものとする。
2 理事長は、助成決定者に交付すべき助成金の額を確定した場合において、既にその額を超過し た助成金が交付されているときも同様とする。
参考:独立行政法人日本スポーツ振興センタースポーツ振興基金助成金交付要綱
助成金は年間2回に分けて振り込まれます。ですので、下半期分の振り込みが現在されているのであれば半期分の170万円を返還しなえればならない状況のようですね。
4まとめ
今回の女性問題で処分された瀬戸大也さんに注目し、「スポーツ振興基金助成金の2020年下半期の推薦停止」という内容をピックアップしてみました。
トップアスリートは強化練習や強化合宿、遠征など多大な費用がかかり、そこに対しての助成金がもらえます。その受給に対する推薦を取りやめるということでした。
今回の処分に対して「厳しい」という声も上がっているようです。
今回の受給推薦取り消しについても瀬戸大也選手を追い詰めることにならなければ良いのですが・・・
本人は「どうしたらご迷惑をお掛けした皆様にお詫びできるかを自分自身に問い続けてきましたが、私にとってのお詫びはこれからも水泳で努力していくことだと考えています」「私の無責任な行動で深く傷つけてしまった家族からの信頼を回復し、家族からも皆様からもスイマーとして再び認めていただけるよう、一からやり直す覚悟で真摯に水泳に向き合っていきたいと思います。本当に申し訳ありませんでした」と猛省していますので
今後はオリンピックでのメダル獲得に向けて応援していきましょう!